住宅の電気引き込みのキホン「低圧引き込み」について
2020.10.20
電気設備には、照明やコンセントなどエネルギーとしての電気を示す「電力(強電)」と
電話やテレビ、光ケーブルなどの通信設備である「弱電(通信)」の二種類があります。
電力の引き込み方式には、低圧引き込みと高圧引き込みがあり
契約容量が50kVA未満の場合は「低圧」、それ以上だと「高圧」となります。
一般住宅では、基本的に低圧引き込みとなっています。
低圧引き込みは、電柱の上にある変圧器(トランス)で電圧を下げてから敷地内に引き込み
電力量計(メーター)と引き込み開閉器盤を介して、住戸内に導いていきます。
2世帯住宅などの場合には、引き込み開閉器盤から各住戸に系統が分けられていきます。
引き込み方法には、建物に直接受けて引き込みをおこなう「建物直受け方式(架空引き込み)」と
敷地境界付近に引き込み用の柱をたてて引き込みをおこなう「引き込み柱方式(地中引き込み)」の
2種類があり、どちらも選択が可能です。
近年では、弱電(通信)設備だけでも多様な設備の引き込みが想定されるため
建物に引き込まれる可能性のある配線数も多くなっているのが現状です。
なお、大規模の住宅で、契約容量が25kVA以上となる場合は
一般の電力量計では電気代が計測できないため、計器用変流器(CT)を設ける必要があります。
また、引き込み開閉機器は、引き込み位置(受電位置)から分電盤までの
配線長さが8m以下の場合には、不要としても良いとなっています。
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